Chapter 16

第3部: ビルドユーティリティ

Nix言語でパッケージをビルドする仕組みを学びましたが、derivation関数はプリミティブすぎて実用的ではありません。実際にビルドを行う際はNixpkgsが提供するビルドユーティリティを使います。

NixOS/nixpkgsは、公式が提供しているFlakeです。Nixpkgsは9万近いパッケージを提供する巨大なパッケージリポジトリであると同時に、Nix言語の標準ライブラリでもあります。概要は以下の解説をご覧ください。

https://zenn.dev/asa1984/books/nix-introduction/viewer/10-nixpkgs

今回はより踏み込んでNixpkgsが提供する以下の3つを見ていきます。

  • Nixpkgs libs
  • Standard environment
  • ビルドヘルパー